研究室でのお仕事①

分析資料を造る為に合金の板を作ります(AgCu合金)
端材や細かい金属を電気炉溶かして延ばし板材にするのですが
分析資料を作るので純度の高い試薬のAgとCuを使います。


あけ型に流した塊の状態、インゴットと呼びます。


金槌で叩き延ばしガスを抜き合金の混ざりを良くします、ここの作業が個人的に大好きです。
地金が硬化したらバーナーで焼きなまして除冷し洗浄、再び叩き延ばします(これを6ターン)


そして圧延ローラーで欲しい厚みまで伸ばします
金槌の工程が甘かったり、一気に圧延しすぎると端の部分が割れてしまいます。

制作の場合はここから「よし作るぞ!」糸鋸ギコギコってな流れなんですが
これは分析資料になるので、あとは学生にバトンタッチです。


もう一つは打刻による残留応力、表面の劣化についての分析資料制作
古銭のデザインの鏨を制作しましたが、なかなかうまく打てませんね。。。
研究室業務と並行してこんなことも色々やっております。


彫金の風景-軽井沢展、アートプラザ大賞展が無事終了しました
お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。